うんちを出す力が弱いタイプ

外肛門括約筋が未発達でうまくうんちできない

子供、とくに幼児から小学生までの便秘のほとんどは、肛門から便を出す力が弱いことで起こります。直腸や肛門のうんちを検知する機能が発達していないために、うんちがたまってきてもなかなか気づきません。また、腹筋や肛門括約筋などのうんちを押し出す筋肉も十分ではないので、うんちが腸内にたまって便秘になりやすいのです。

 

うんちがだんだんたまってくると、肛門の手前のところに集中します。直腸の出口を囲むように「内肛門括約筋」が存在しており、常に肛門をしめつけているため、うんちが勝手に外に出ないようになっています。ただし、内肛門括約筋は自分の意志では動かせないので、そのままではうんちが外に出せずにいくらでもたまってしまうことになります。

 

しかし、内肛門括約筋の外側には「外肛門括約筋」があり、自分の意志でゆるめたりすることができます。そのため、意識することで肛門は緩まり、うんちを外に押し出すことができるのです。

 

トイレ以外の場所でうんちがしたくなっても、肛門を引き締めて我慢することができるのは外肛門括約筋の働きによるものです。そして、トイレについたら外肛門括約筋を緩めることで排泄が可能となります。

 

ところが、外肛門括約筋をうまく使うことができなかったり、腸内のうんちを検知する仕組みが弱い子供は、腸にうんちがたまっていてもうまく外へ出すことができません。さらに、うんちがしたいのに押し出す力が弱くて外に出せないこともあります。

 

基本的には大人になるにつれて外肛門括約筋が発達し、便秘は解消していきますが、それまでにストレスなど別の要因で便秘が悪化した場合は、慢性的な便秘になって大人になっても治りにくくなることがあります。そのため、子供のうちからトレーニングなどで解決していくことが重要となります。